ガーデンノームは何を表しているのか(8つのスピリチュアルな意味)
目次
ガーデンノームの姿は誰もが知っています。通常は陽気な小さな男性、または女性で、長い白ひげを生やし、赤い帽子をかぶっているのが特徴です。
そこで今回は、「ガーデンノームは何を表現しているのか?
ノームが何を表しているのか ちょっとした歴史
その前に、ノームの歴史を振り返ってみましょう。 ノームはどこから来たのか、何をモチーフにしているのか、また、かわいくて遊び心のある像を庭に置くようになったきっかけは何だったのか。
現代のガーデンノームは、特定の文化や国の民話に登場するキャラクターをベースにしているわけではなく、数世紀前からあるいくつかのアイデアを組み合わせて作られています。
ノームの最初の記述は、16世紀にスイスの錬金術師パラケルススによって書かれた『ニンフ、シルフ、ピグミー、サラマンダー、その他の精霊に関する書物』にあります。
ノーム(ピグミー)は大地を表す元素の一種で、他に水を表すニンフ、空気を表すシルフ、火を表すサラマンダーがいると考えていました。
ノームは、ゲルマン神話に登場する小人の概念に影響を受けて、小柄な老人で、通常はひげを生やし、人間に見られることを好まず、埋蔵金や鉱山を守る存在と考えられるようになった。
その後、19世紀のドイツから、このキャラクターの像が普及し、オリジナルは粘土で作られ、手描きされたものでした。
ドイツの産業は2度の世界大戦で一段落したが、その後、プラスチック製の大量生産されたノームが人気を博した。
1930年代のディズニー映画のその後 白雪姫と七人のこびと その結果、ノームはディズニーの世界観を持つようになり、現在に至っています。
ノームは何を象徴しているのでしょうか?
プロテクション
庭や畑を泥棒や害虫から守る小さな魔法の生き物というのが、ガーデンノームの民俗的な起源であることから、ガーデンノームを外に置くことで、庭の夜間の守護神を望む人もいるようです。
これは、フォークロアのノームが地面や鉱山、そこに埋まっている宝物を守ることにつながっているという考え方とも関連しているのかもしれません。
しかし、この小さな人形が庭を守るために実際に何かをしてくれると信じている人はあまりいないでしょう。
無機物でありながら、他の護符と同じように、魔除けや庭の安全を守ると考える人もいるようです。
健康で豊かな庭を願って
ノームは、明るく勤勉なイメージがあるので、庭に置くことで、庭が健康に育ち、花や果物、野菜がたくさん実るようにという願いを込めることができます。
ノームは働くことが好きで、夜になると生き返り、趣味の一つである庭の手入れをすると信じられています。
これも文字通りの意味で信じている人は少ないのですが、持ち主の強い願いによって庭を祝福し、健康な庭を現すことを表しています。
そのため、従来のガーデンノームフィギュアは、農具を持ったり、手押し車を押したりしているノームが多く見られます。
幸運を祈る
庭にノームを置く人の中には、ノームが庭を守ったり成長させたりする力を信じていない人もいるかもしれませんが、庭のあちこちにかわいいキャラクターが隠れていることは、やはり幸運をもたらすと考えられています。
関連項目: 空がオレンジ色なのはどういう意味か(10のスピリチュアルな意味)。これは、ノームが埋蔵金や宝石を守る存在であること、また、庭や森に住む神秘的な霊を信じる人々が多かった時代、彼らを鎮め、幸運を招くために贈り物を置いていたことに関係していると思われます。
ただ、ひとつ言えるのは、この陽気なキャラクターを庭に飾ることで、気分が明るくなり、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、それが幸運を呼び込むということです。
魔法のオーラを演出する
あなたの土地にガーデンノームを置けば、妖精やエルフを信じなくても感じられる魔法のオーラを作ることができます。
小さなノームが茂みの下や壁の裏から顔を出し、日が暮れる時間帯になると、庭に神秘的な雰囲気が漂うのは間違いありません。
その結果、霊的な感受性が高まり、霊界からのメッセージに敏感になることができるのです。
関連項目: 鳥の夢? (10のスピリチュアルな意味)ノームそのものが魔法であると信じる必要はありませんが、リラックスしてより受容的な精神状態に達するのを助けることができ、その場合、ノームはその目的を果たすことができます。
また、装飾的な意味合いで設置されている場合もありますが、そのような場合にも神秘的なスピリチュアルな雰囲気を演出するために設置されているのです。
長寿命と継続性
小柄なノームですが、400年ほど生きると信じられていたため、庭のノームは長寿の象徴ともいえます。
樹木のような長寿のものに比べれば、人間の寿命は短いですが、庭の邪魔にならない場所にノームを配置すれば、私たちがいなくなった後もずっとそこにいてくれるかもしれませんね。
さらに、あなたがいなくなった後も、庭の手入れをし続け、健康な状態を維持します。
しかし、誰も見ていないところで、小人の存在がどのような影響を与えるかは、誰にもわかりません。
自然の守護神
ノームの主な仕事は自然の守護者であり、ガーデンノームを庭に置くことは、自然のバランスを保ちたいという願いが込められています。
草が生え、昆虫が花を咲かせ、動物が十分な食料を得ることができるように、自然は均衡を保ちながら存在しているのです。
ノームは自然を助ける存在であり、庭に置くことで、自然の営みを助けたいという願いが込められています。
ノームは物理的にこれを行うとは考えられていませんが、その存在は、あなたができる限り手助けをしたいということを自然に伝える方法となりえます。
遊び心 - そしていたずら心
陽気な態度や陽気な赤い帽子など、ノームは遊び心を象徴しているようで、庭に置かれると、物事を深刻に考えすぎてはいけないと思わせてくれます。
そして、思いがけないところでノームを見つけると、思わず笑みがこぼれます。
また、庭でのんびりと過ごす姿は、私たちに楽しみを与えてくれるでしょう。
また、ノームはいたずら好きで、ノームの元になった精霊もいたずら好きだったことから、悪意がない限り、お互いに冗談を言い合って楽しむこともできるのです。
ポーランドでの反共レジスタンス
1980年代のポーランドでは、ノームは反共産主義運動「オレンジ・オルタナティブ」のシンボルとして採用されたため、これまで述べてきたものとはまったく異なるものを表現していました。
オレンジ・オルタナティヴは、不条理な要素を取り入れて平和的な抵抗を実践しようというもので、街の壁にノームを描くこともその戦術のひとつでした。
その結果、共産主義が崩壊するまでに、ノームは小さいながらも重要な役割を果たしたと言え、これを記念して、現在、これらの出来事があったヴロツワフのシヴィドニツカ通りにノームの像が立っています。
ガーデンノームは、人によって様々な意味を持つ
結局のところ、ガーデンノームは人によってさまざまな意味を持ち、どんな理由でガーデンノームを庭に置くかは自由なのです。
また、「守ってあげたい」、「健康で豊かな庭を作りたい」、「かわいくて笑顔になれる」など、ノームを庭に迎える理由はさまざまです。